太宰治の走れメロス。多くの教科書に掲載されており、ほとんどの人が一度は冒頭の文を聞いたことがあるのではという、あの、走れメロス。
走れメロスを読んで、貴方は泣けますか?
少なくとも私は泣けません。
もちろん面白いし、はぁ〜太宰治ってやっぱりすご〜い。と思うことはあれど、涙は……
彼は、この本の主役であるみくのしん(本名だそうです……!すごい!)さんは、今まで本を読んだことがなく、読書そのものに苦手意識があったそう。
文章を噛み砕いて飲み込んで、脳内で想像するのが苦手だそうで。うんうん、わかる。
みくのしんさんは、そこで小説を、走れメロスを、音読することにしたのです。一文一文に「わかる〜」「知ってる、それ!」など相槌を入れながら。その様が読めるのがこの本です。
感想としては「私もこんな読書がしたい!」。
曲がりなりにも読書好きを自負するものとして、嫉妬してしまうほど感受性が豊かで読解力が凄まじい。
何気ない文章から空間の空気や冷たさ、空の色彩やにおいを感じている。五感全部をフル活用しながら読んでいる。その力が私もほしい。
そして何気ない文章を大切にし、心を打たれている。その様がとても良かったです。
また、みくのしんさんがピュアで熱くて優しいんですよね。それがまた良い。
他にも、「一房の葡萄」「杜子春」「本棚(変な家の作者、雨穴さんの書き下ろし)」を読んでいるところが見られます。(作品の本文も記載されているため、復習にも良し)
もし続きが出たらぜひぜひ読みたいなと思いました☺️
ここまで読んでくださり、ありがとうございました😊